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佐瀬工業所
 
東京都台東区入谷
2-29-8

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《ガラスペンの歴史》


 ガラスペンは明治35年に風鈴職人の佐々木定次郎氏によって日本で開発された筆記用具です。

ガラスペンは書き味の滑らかさ、インクの持ちの良さ(1度インクを付けるとハガキ1枚程度書ける)から瞬く間にイタリア・ドイツ・フランス等、世界中に広まっていきました。

 毛細管現象を発生させるガラスペンの溝の開発には、2本の溝から始まり徐々に溝の本数を増やし思考錯誤の上、日本製のガラスペンは8本の溝となりました。

海外製品などには10本の溝の製品や、装飾品(文字が全く書けない)として販売されているガラスペン等も多数あります。

 先代、佐瀬米蔵・妻えんは、佐々木定次郎氏の元で修業し明治45年(大正元年)に「カネモ印」の家号にて台東区入谷で独立し、佐瀬米蔵・えんの元で佐瀬勇(昭和三十年からこの道一筋)はガラスペン職人として修行を始めました。佐瀬工業所製のガラスペンは佐々木定次郎氏の技術を唯一受継ぐガラスペンです。

 明治〜昭和まではペン先のみのガラスペン(軸は竹軸・セル軸・ラクト軸)が主流でしたが、佐瀬勇によって、平成元年にペン先に使用していた8本の溝の入った棒を使用してバーナーであぶり、独特のねじり模様をつけた一体型(ペン先から軸までガラス製)のガラスペンが開発され、筆記用具としての性能だけでなく見た目の美しさから様々な雑誌・テレビで紹介され、佐瀬工業所製のガラスペンは工芸品とも謳われております。

 ガラスペン製作には8本の溝があるガラス棒を均等に左右にひねり、ねじり模様を作けていきます。
ねじり模様を作るには左右の手を同じ速さで回し続ける技術が必要なため、1本1本丁寧に全て手作業で作成します。佐瀬工業所製のガラスペンは全てオリジナルデザインとして考案・作成され、クオリティーの高さからGUCCI製(海外でのみ販売)のガラスペンとしても使用されました。

 佐瀬勇はガラスペン製作技術により、台東区優秀技能者(H10)台東区指定生活文化財(H11)、東京マイスター(東京都優秀技能者(H24)に認定されました。 
 
佐瀬工業所のガラスペンは外務省が行っている海外広報の一環としての情報発信拠点、ジャパンハウスにて販売されております。(取扱はロサンゼルス、ロンドンのみ)  https://www.japanhouse.jp/